発売当時よりも付加価値が付いた車

誰もが憧れるような高級車は誰でも簡単に購入できるものではありません。
まだ収入が低い年代の頃は特に購入が難しいものですが、年齢を重ねて収入がアップするのに伴ってそろそろ高級車も購入できるようになった頃、若い頃に憧れていた名車がどうしても欲しくなる方も少なくありません。
また、発売された当時に生産台数が限られていたため、あまり出回っていない車種も存在しています。
このように付加価値が付いたために発売された当初よりも高価な値段で販売されている車をプレミアカーと呼んでいます。
プレミアカーを手に入れたいと考えている方は、あるモノを収集するコレクターと同じような感情を持っている場合が多いです。
珍しい車をどうしても入手するためにはお金に糸目をつけないという方も少なくありません。

現在、プレミア化している車は色々存在していますが、現在販売されている車も将来的にはプレミアカーになる可能性は十分あり得ます。
例えば、現代は環境問題に配慮して低燃費車が主流になりつつあり、燃費の悪い車種の販売台数は減ってきています。
ますます低燃費車の販売台数が伸びるほど、燃費が悪い車が出回らなくなるため、20年くらい経った頃にはほとんど存在していないかもしれません。
それでも低燃費車にはないエンジン音や、加速の伸びなどを体感したいと感じる方は、高いお金を出してでも昔の車が欲しいと思うことでしょう。

ここでは、現在プレミアカーとして販売されている車種をいくつかご紹介しています。
かなり珍しい車が色々存在していますので、高級車が好きな方はぜひ参考にしてください。

バットモービル

映画の人気シリーズとなったバットマンは、原作はコミック本に連載されていました。
バットマンの愛車として登場しているバットモービルですが、初代バットモービルはアイスクリームやジュースなどの販促向けとして使われていた過去があります。
初代バットモービルは約40年も行方不明でしたが、屋外に放置されていたためかなり劣化が進んでいました。
当時の面影を忠実に再現して修復され、オークションに出品されました。

アストンマーティンOne-77

世界でたったの77台しか販売されなかったという幻の高級車です。
発売当時も1億3千万円という超高級車でしたが、中古車でもプレミア価格となって約2億円で販売されていました。
洗練されたフォルムはもちろんですが、他の車種にはないマフラー音が素晴らしいと高評価を得ています。

ポルシェ911スピードスター

世界で356台しか生産されていない車種で、日本向けとして販売されたのはたったの6台でした。
希少価値が高く、もちろん定価も高級車の名にふさわしい約3000万円近くのお値段で販売されました。