日本において人気が高まるBMWの大型バイク

世界的に有名なBMWですが、日本ではどちらかと言えば高級四輪車のイメージの方が多く持たれてきた感じがあります。
しかし実際にはBMWはバイクを数多くリリースしており、それぞれ個性的な魅力を感じることができます。

まず先にBMWの現行モデルについて紹介をしていきます。
BMWが現行のラインナップとしているのは「Sports」「Tour」「Roadster」「Heritage」「Adventure」「Urban Mobility」の6つです。
いずれも排気量は1000ccクラスの大きなものが中心で、最も小型のモデルでも「Adventure」のG310Rというものです。

BMWのバイクの励起しは1923年にまでさかのぼり、初代モデルに搭載されていた「ボクサーエンジン」はバイク史に残る優秀なものとされています。
つまり現在まで80年以上もの時間をかけてじっくり進化をしてきたのがBMWのバイクということになりますので、決して四輪車の片手間にブームに乗って作ったものではありません。

注目をしたいのが「Tour」ジャンルに含まれている「K」シリーズです。
「K」シリーズはハイスペック大排気量の本格ツーリング用バイクとして開発をされたもので、広めのシートと楽な乗車姿勢を維持することができる反面で、本格的な走行性能を感じることができる装備となっています。

その中でも超高速グランドツアラーとして2008年から発売をされているのが「K1300GT」となります。
こちらは先行モデルであったK1200Sの4年後に発売された後継機で、他のジャンルの「S」や「R」と同じ1300ccというスペックでの製造設計をしています。

外観としては先行モデルのK1200Sのとほとんど変化がないように見えるのですが、モデルチェンジに合わせて加速性能をかなり増強しており、発進および減速のときに滑らかさを感じられるようになっています。

基本スペックとしては1293ccの総排気量に対して1気筒4バルブ、4ストローク並列4気筒という構造をしています。
エンジンは水冷でDOHCカムチェーン駆動式となっており、高出力時のトルクレンジの改善が最も大きな特徴です。
価格は新車購入の場合通常モデルで2,460,000円、プレミアムラインモデルでは2,638,500円です。(2019年3月時点)

BMWのバイクの特徴とメリット

欧州バイクメーカーといえば、デザイン性の高さで評価が高いイタリアのモトグッツィやアプリリア、伝統のあるイギリスのトライアンフなど目立ったメーカーが多くあります。

その中にあってあえてBMWを選ぶ意味は何なのかということになるのですが、BMWのバイクの良さはクールな乗り方ができるということです。

人気のあるバイクというのはどうしても癖が強く、どこか人間臭い面をマシンに求めてしまいがちなのですが、BMWはそうした熱狂的な部分が少なく本格的な走りと向き合いたいクールなライダー向けと言えます。