イタリアの有名メーカー

日本でも憧れを抱いている人がたくさん存在しているのが、イタリアの自動車メーカーであるランボルギーニです。
元々は農業機械としてお馴染みのトラクターを製造していた会社で、創業者であるフェルッチオ・ランボルギーニがイタリア製高級車の代名詞になっていたフェラーリの車に乗っていたことが自動車の製造を手がけることになったきっかけだと言われています。
愛車が故障した際に送られてきたパーツが、自分の会社で作っていたトラクターにも使用している部品と同じで、値段が10倍もすることに憤慨したのがきっかけだったそうです。
フェラーリの車があまりにも乗り心地が悪いと感じたことも、もっと性能が良い自動車を作りたいと燃え上がらせたきっかけになったと言っても過言ではありません。

その後350GTなどの名車を世に送り出し、名実ともに高級車メーカーの仲間入りを果たしました。
エンブレムに闘牛があしらわれていることから、「暴れ牛ランボルギーニ」と呼ばれることもあったそうです。
1970年代にはBMWとの間でトラブルがあったことがきっかけで倒産をしてから経営者が変わって、現在はアウディのグループ会社として属しています。
現在でもランボルギーニは非常に高級な車として知られており、世界各国で愛用している方が多いです。

現行のモデルは「Huraca’n(ウラカン)」や「Aventador(アヴェンタドール)」があります。
ウラカンはガヤルドの後継車として発売された車種で、日本の折り紙をイメージしてデザインされたとされています。
アヴェンタドールはムルシエラゴの後継車で、カメムシのようなイメージのデザインになっています。

創立50周年を迎えた記念の限定生産車

ランボルギーニは2014年に会社を創立してから50周年を迎えたことを記念とし、超高級車のスーパーカーとして「VENENO ROADSTER(ヴェネーノ・ロードスター)」を発表しました。

参考:ランボルギーニ、超弩級オープン・スーパーカー「ヴェネーノ・ロードスター」を発表!

車種名にもなっているヴェネーノとは毒という意味を表しており、かなり個性的な外観をしている特徴があります。
ジュネーブショーで公開されていたヴェネーノのロードスター版として登場しましたが、ヴェネーノよりも1割くらい価格が高くなっています。
日本円で換算すると、ヴェネーノが約3億6千万円、ヴェネーノ・ロードスターが約4億4千万円という価格設定になっており、世界でもトップクラスの高級車になっています。
ちなみに、2014年中に生産されたのは9台だけですが、全て完売したと言われています。
ヴェネーノについては3台しか生産されていなかったため、かなり希少価値が高い車になっています。
値段はもちろんですが、世界中で所有している人がかなり限られているという希少価値の高さからも高級車の風格が感じられます。