スポーツカーの代名詞でもあるポルシェ

日本で人気の高い輸入外国車の中でも、とりわけ知名度と人気度が飛び抜けているのが「ポルシェ(PORSCHE)」です。
ポルシェといえば、1978年に大ヒットした山口百恵の名曲「プレイバックPart2」の中に「真っ赤なポルシェ」という歌詞が出てくるほど、かなり古くから一般に知られる存在でした。

ポルシェという会社を説明すると、こちらはドイツ南西部のシュトゥットガルトに本社を置いています。
創業は1948年で、フェリー・ポルシェ氏により第一号が作られています。

有名な話ですが、もともとポルシェは自動車メーカーとしてではなくデザイン会社としてスタートをしている企業です。
それが後にこのフェリー氏によって自動車の製造・販売を手がけるようになったという経緯があります。

後にフェラーリ一族は実質的な経営からは退き大株主としてのみ携わることとなっていくのですが、現在においては2005年からフォルクスワーゲン社がポルシェ社の全株式を取得したことにより完全に子会社となっています。

過去に日本国内で大変人気が出た車種としてはまず「911」というモデルがあります。
こちらはいかにもポルシェらしい流線型のボディと丸目のヘッドライトを持ったデザインの自動車で、1963年に初代モデルが登場してから現在まで基本的なフォルムは維持され続けています。

多くの人が「ポルシェの自動車」と聞いて最初に思い浮かべる形状としてもよく知られており、水平対向エンジンというポルシェ独特の動力構造もあって、最新鋭のスポーツカーが登場した現代においてもなおその存在感は色あせていません。

史上最速の4ドアとして登場したスポーツセダン「パナメーラ」

一方ポルシェのハッチバックタイプの車種として2009年から投入されたのがパナメーラです。
パナメーラは最新の911シリーズ「ガブリオレ」と比較をすると価格は数割低めに設定されていることから、どちらかと言えば一般の人から手が届きやすいモデルといえるかもしれません。

ただし安いと言って新車で購入をしようとするときには最低でも900万円台からとなり、最高級モデルともなると3000万円を超えるようになります。

パナメーラは4ドア式のスポーツセダンであるため、極端なスポーツカーモデルとは異なり一般的な使用に使いやすいということもあります。

全体的な印象としてはフロントエンドを低めに設定されており、スポーツカーではないもののスポーティな外観をダイナミックに表現しています。

2017年夏にはパナメーラの最新モデルとしてハイブリッド型も登場しており、世界最速とも評価されるターボ性能に、ハイブリッドによる燃費性能をプラスした最高級モデルとなっています。