NISMO専用GT3タービンを搭載したエンジン

日産から登場した、圧倒的パワーを誇る人気車種と言えば、日産GT-R NISIMOです。

その中でも特筆すべきは、やはりそのエンジン。
NISIMO専用GT3タービンは、レース車として利用されている、高効率専用ターボチャージャーが搭載されており、圧倒的なパワーを誇ります。
再考出力441kwを発生させ、日産の中でも圧倒的なパワーを持つマシンに仕上がっているのが特徴です。

こちらのエンジンでは、気筒別に点火タイミングをコントロールして、最も最適な点火時期を調整する、気筒別点火時期制御を始め、専用燃料ポンプに、インジェクター駆動回路など、各種性能が搭載。
これにより、排気性能と運動性能、どちらも卓越した、高性能なエンジンに仕上がったとして知られています。

性能の高さはエンジンに留まる話ではありません。
更に、4WDシステムATTESA E-TSを採用、更に、加圧式リザーバータンクを装備することで、冷却性能をアップさせることにも成功しています。

トータル性能がいずれも非常に高く、圧倒的高性能を誇る点が、NISIMOの特徴です。

世界でも確たる知名度

GT-R NISIMOは、2013年の9月に、ドイツのニュルブルクリンクサーキットにおいて、今までのGT-Rの記録を10秒も短縮するタイムをたたき出しました。
そのタイムはなんと7分8秒679。

このタイムは量産車ではあり得ないと考えられており、量産車最速タイムとして樹立され、全世界にその名を轟かせることになったのです。
2017年モデルでは特に、日産ファンからのみならず、車好きの方から高く評価された一台と言えるでしょう。

最速記録を樹立した秘密

そんなGT-R NISIMO、量産車最速記録を樹立した秘密は、エンジンのみではありません。
各種利用されている部品によって、絶妙なバランスをキープするマシンに仕上がっているのです。

GT-R NISIMOでは、フロントブレーキパッドやリヤウイング、フロントアドオンスポイラーにカーボンフロントフェンダーなど、専用パーツが多く利用されています。
既製品では無い、NISIMOの設計にあわせた専用パーツを各部分に利用する事で、他の車には無い、絶妙なバランスのマシンが出来上がったのです。

更に、専用ショック&専用スプリングなど、いざという時の安全面に配慮したパーツも充実。
量産車、あくまで通常のシーンで利用するための車だからこそ、安全面にも配慮をした一台に仕上がっているという点が、好感の持てるポイントの1つと言えるでしょう。

これだけの性能を持ちながら、インテリアも非常に魅力的な点がポイントです。
キルティングクロスマットに専用フルバケットシートなど、乗心地、内装も重視した仕上がりとなっています。