毎年恒例のイベント

メディア関連の関係者や自動車のジャーナリストをお客様として迎えた輸入車試乗会が毎年実施されています。
主催しているのは日本自動車輸入組合・JAIAで、輸入車市場が健全に発展するために様々な事業を行っている一貫のイベントとして実施されているイベントです。
2015年にはJAIAが設立されてから50周年を迎えた節目の年となったことから、特別展示も併催されたことで盛り上がりました。
様々な輸入高級車に試乗できるチャンスになることから、毎回多くの人が来場しています。

参考:第35回輸入車試乗会(2015年2月3日~5日)

2015年の模様をご紹介

50周年を記念して特別展示された際には4つのテーマに分けて展示がされていました。
輸入車が憧れだった時代というコーナーでは、JAIAが設立された高度経済成長期の頃に存在していたフォルクスワーゲンビートルやメルセデンツベンツ600などが展示されました。
当時は大学の初任給が約2万4千円という時代で、国産のカローラが約50万円だったのでかなり乗用車の価値が高かったことがわかります。
輸入車は国産車の約2倍で流通していたことから、本当に裕福な人しか手にすることができないものでした。

輸入車メジャープレーヤーを目指してというコーナーでは、オイルショックが発生したことで燃費があまり良くなくて高性能を誇る高級車に対する風当たりが強くなったことで輸入車の販売台数が大きく変化しました。
この時代を象徴するBMW320iやポルシェ930ターボなどが展示されました。
この他にも時代の流れを感じさせる車種がたくさん展示されたことで多くの人の目を楽しませてくれました。

幅広い価格帯の輸入車が出展

試乗車コーナーでは様々な価格帯の車が出展され、普段ではなかなか運転することができない高級車に乗ることができました。
世界各国の自動車メーカーが誇る最新車種に試乗できるというメリットがあることから、注目されるのはやはりお値段が高い高級車でした。
試乗コースは同じコンディションなので、それぞれの車種によって異なる乗り心地や特徴などを比べながら体感できるイベントになりました。

試乗車として出展された車種は200万円台という手頃な価格帯から5千万円以上という高額な価格帯で販売されている車が対象になりました。
3日間の日程では、最初の2日間がメディア関係者を対象にしており80分間の試乗でゆっくりと乗り心地を体験してもらえるように時間を設けていました。
最終日は自動車ジャーナリストを対象にして試乗時間を45分にしたことで様々な車種を乗り比べることができるように対応していました。
このやり方は実際に来場している方からも好評を得ているそうなので、今後も意見を取り入れて改善を図るそうです。