スズキ初の空冷4スト直2エンジン

1976年にGS400という400ccのネイキッドモデルが発売されました。
スズキの中でも代表的なAMAスーパーバイクを制したことのあるGS1000の兄弟車種という形で市場に投入されました。

GS400の特徴として、空冷4スト直2エンジンを搭載している点に注目です。
これはスズキでも当時初の試みでした。

ちょうどこの時代2ストから4ストに移行する時期に差し掛かっていました。
よりハイパワーを発揮できる4ストバイクを定着させるきっかけを作った、エポックメイキング的なバイクです。

安定性に優れたデザイン性

GS400の特徴として、デザイン性に注目しましょう。
美しさだけでなく、実用性も兼ね備えたデザインとなっています。
タンクからシートにかけて流麗的なフォルムをしていて、その美しさは目を引きます。

さらに前後のバランスをほぼ均衡にしている点にも注目です。
このため、安定感に優れたバイクで乗りやすいところも人気の理由です。

安定性に優れているので、コーナリングに差し掛かった時でも挙動の乱れるリスクは低いです。
ワインディングの時でも危険性を感じることなく、どっしりとした印象があると言います。
峠などでも安心して攻めて走行できるので、ツーリングが趣味の方でも満足度は高かったです。

高額売却できる可能性も

GS400は当時32万円程度で販売されていました。
現在中古車市場でも売買されています。
状態によりけりですが、だいたい45万円前後が相場です。
状態が良ければ、70万円を超える金額で売却できる可能性もあります。

40年以上前に発売されたバイクなので、物価の影響もあるでしょう。
しかしそれを差し引いても新車よりも高く売却できる可能性のあるのは、それだけ高い人気があることを意味しています。

高値のつく可能性は高い

GS400を持っていて乗るつもりがなければ、売りに出してみるといいでしょう。
思ったよりも高い査定金額のつく可能性もあるからです。
古いバイクなので、外観がきれいであれば高値のつく可能性は高いです。

またこちらのバイク、カスタマイズしている人も少なくありません。
通常カスタムは好き嫌いがはっきり出るので、マイナス査定になりがちです。
しかしGS400であれば、ライトカスタム程度だとそれほど査定金額を差し引かれる心配もないです。

また動かなくなってしまったバイクでも、買取してもらえる可能性があります。
GS400は純正パーツの生産がすでに終了しています。
バイク全体では価値がなくても、個別のパーツでまだ使えるものがあれば、それを取り出して中古市場に流すことも可能です。
ですから不動車や事故車でも買取してくれるかもしれないわけです。

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