トヨタ・チェイサーが人気の理由とは？

アメリカで人気となり、高額取引される理由は、ベースとしてトヨタ・チェイサーがアメリカでは珍しい車種であることが挙げられます。
というのも、トヨタはこの種の車のアメリカ市場での販売をあまり行わなかった経緯があり、そのためチェイサーもアメリカでの流通量が非常に少ないです。
そこに、「D１グランプリ」が火付け役となったと考えられます。

セダンがインパクトのある大胆なドリフトをしている様子は、アメリカのファンの目を釘付けにしました。
こうしたことから、アメリカ市場でチェイサーを手に入れようとする人々の需要は非常に高く、入手困難な状況にあります。

トヨタ・チェイサーの特徴

チェイサーはトヨタのセダンタイプの乗用車です。
現在のトヨタ「Xシリーズ」と呼ばれる車種の一つで、トヨタ・クレスタ、トヨタ・マークIIと共通のプラットフォームを使用しています。
1977年に初代モデルが発表され、2001年に生産が終了するまで10代に渡って製造されていました。

トヨタ・チェイサーの特徴としては、流線型の美しいデザインが挙げられます。
トヨタの他の車種と同様に高品質な部品と材料を使用しており、非常に丈夫で耐久性があります。
直列6気筒のエンジンが搭載されていて、高い出力とトルクを発揮します。

またエンジンの耐久性に優れているのも、今でも愛されている理由となっています。
特に海外では耐久性が高い車は人気が集まる傾向にあります。
安定した走行性能が特徴的で、ハンドリングも良く乗り心地も快適であり、ドライバーにとっては非常に扱いやすい車です。
走りを楽しみ、毎日の生活でも快適に利用できる優れたモデルとして大きな人気を集めました。

トヨタ・チェイサーの取引額について

グレードや状態によっても違いはありますが、人気の高い「ツアラーV」などは200万円を超すものも見られます。
プレミアが付いて、一般の中古車価格よりもはるかに高額となっています。
個性的なカスタムを施したフルエアロカーなどは、400万円オーバーというものさえあります。

全体的な傾向としては、最近のオークション取引を見ると、数万ドルから数十万ドルまで幅広い価格帯で取引されています。
特に、希少なモデルや限定車種は高額で取引されることがあります。
また、車両の状態が良いほど高額で取引される傾向があります。

トヨタ・チェイサーは、車高調整、ホイール交換、エアロパーツの取り付けなど、さまざまな改造が可能であるため、カスタムカーシーンで人気を集めています。
そのため、車両そのものに加えてカスタムの内容によっても価格が変わってくるという要素も考えた方が良いでしょう。