カウンタックの後継車種

ランボルギーニといわれると、カウンタックをイメージする人もいるでしょう。
カウンタックはスポーツカーについてあまり詳しくない人でも、名前だけなら聞いたことがあるという方も多いかもしれません。
それだけランボルギーニの代名詞的な存在で、いまだに根強い人気を誇ります。

このカウンタックの後継車種という位置づけで登場したのが、ディアブロです。
1990年に発売され、2001年まで販売されました。

シザードアなどカウンタックの流れをくむようなテイストも随所であしらわれています。
このため、一時期ランボルギーニのフラッグシップモデルとして支えてきました。

スピードを重視した車種

ディアブロはスポーツカーの原点に立ち返り、とにかくスピードにこだわった車に仕上がっています。
V12エンジンがミッドシップに搭載されたデザインに仕上がっています。

エンジンのパワフルさは、異論の余地がありません。
320km/hを超える速度を記録できます。
新幹線を向こうに回してもスピード面で決して引けを取りません。

しかも時速100kmまで達するのに要する時間は4.1秒です。
この怪物的な加速のスピーディさも、カウンタックの後継車種といって恥じないだけのスペックです。

このスピードを最大限発揮できるようにデザイン面でもこだわりが見られます。
全高は1100mmしかありません。
ルーフデザインもシンプルにすることでできるだけ空気抵抗をなくし、エンジンパワーをダイレクトに反映できるフォルムです。

時代によっていろいろなデザインを楽しめる

ディアブロは発売当初は、カウンタックの代表的な特徴を受け継ぎました。
しかしモデルチェンジとともにいろいろな変更がなされました。

例えば1999年のモデルチェンジでは、固定式のヘッドライトが新たに導入されました。
こちらは日産のフェアレディZで採用されていたデザインを使っています。
最終的には4WDモデルがメインとなって、エンジンの排気量も6リッターまでパワーアップしました。

新車よりも高値になる可能性が

ネットなどでディアブロの中古車価格の情報を調べてみると、1600万円弱くらいから販売されているようです。
また年式や走行距離によっては、3000万円前後で売買されているケースも見られます。
新車価格が2500万円でしたから、場合によっては新車価格よりも高値で売却できる可能性もあるわけです。

生産中止になってから、すでに20年以上経過しています。
ビンテージカーの仲間入りを果たしているので、プレミア価格も上乗せされているのでしょう。
今後ビンテージ感がますます高まっていくので、中古車価格も値上がりする可能性が期待できます。

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