好みが分かれるマシン

ドゥカティのスーパーバイクシリーズである1098Sは、ライダーの中でも好みが大きく分かれるバイクです。
日本製のバイクと比較するとかなり乗り心地が異なることから、人によってはあまり好ましくないと感じられる場合もあります。
どちらかと言えば辛口なバイクが好きだという方にとってはかなり相性が良いバイクになるでしょう。

1098Sは999モデルの後継として2007年に誕生しており、現在でも変わらない人気を誇っています。
発売当時は新車を購入したいと希望する方がいても、なかなか入荷が追いつかない状況のため納車待ちをしてやきもきしている方も多かったそうです。
中古車として流通している1098Sを見つけたらすぐに新しいオーナーが見つかると言っても良いくらい今でも注目されている車種です。

特に今まで日本メーカーのバイクに乗っていた方が乗り換えをする場合が多いようです。
力が足りないと苛立ちを感じることもなく、素晴らしい走行性能を発揮することが大きな特徴と言えます。

参考:スーパーバイク1098S

上位モデルの特徴

1098Sはスタンダードモデルの1098の上位車種にあたります。
1098との違いは、オーリンズ製の前後サスペンションとステアリングダンパー、ホイールは鍛造製、DDA(ドゥカティデータアナライザ)などを搭載している特徴があります。

オーリンズはサスペンションメーカーの中でもトップブランドとして知られているメーカーで、優れた性能を発揮することが知られています。
他社製品と比較してみるとその違いがはっきりとわかるようになっています。
自分好みの走行を実現するためにも役立つメリットがあります。
ただし注意しなければならないオイル漏れというトラブルも起こりやすいとされていることから、普段のメンテンナンスは欠かさず行うことをおすすめします。

素晴らしい性能を発揮できるだけでなく、外観の美しさに関しても定評があります。
初めて発表されたのは2006年に行われたEICMAミラノショーのことでしたが、一番美しいモーターサイクルにも選ばれている実力があります。
バイクの楽しさを実感できる!

乗り心地に関しては賛否両論もあるようですが、実際にバイクにまたがった時の躍動感は今までに味わったことがないと思えるほどです。
シートの高さは日本人男性の平均で考えてもかかとがしっかり付くくらいの高さだと考えてください。
どんなコーナリングでも快適に走行できること、危険を感じることなく走行できることなど実際に走らせてみなければわからないような乗り心地の良さを楽しむことができます。

純粋にバイクってこんなにも楽しい乗り物だったのかと再認識できるような車種なので、日本人男性には特におすすめのバイクになります。
ただし好みは人それぞれ違うものだということを覚えておきたいものです。