スズキを代表するプレミアムバイクGSX1100Sカタナ

1980年にプロトタイプが発表されたことをきっかけに、現在に至るまでその鮮烈な印象を残し続ける、スズキが誇るプレミアムバイクと言えば、カタナシリーズです。
正式名称であるGSX1100Sカタナはその名の通りまるで一本の刀を思わせるようなスマートで磨き抜かれたデザイン、閃光のようなライディングで、発表後一躍人気バイクの仲間入りに。
カタナではなく刀と漢字表記されることも多く、国内外を問わずに多くのライダー心を鷲づかみにしています。

デビュー当初から現在に至るまで圧倒的な人気を誇るプレミアムバイクで、中古車でもその価値は一級品。
バイクの歴史を作ってきた奇跡の一台とも証されるほどのビックネームで、現在も新型モデルが随時発表されるほどの人気を博しています。

2000年に公式では生産終了

そんな大人気モデルであるGSX1100Sカタナですが、スズキ公式では2000年にファイナルエディションが発表され、生産終了となりました。
それまで随時多くのモデルが発表されていたこともありバイク業界に衝撃を与えることとなりましたが、多くの技術者がレプリカやオリジナルカスタムを世に排出。
カタナをリスペクトした各種オリジナルモデルが市場に出回ることとなり、こちらのカスタムバイクも話題となりました。

その歴史に1度終止符を打ったカタナですが、2018年にインター元で新型モデルのカタナが発表され、多くのファンが騒然。
2018年モデルではフレームやスイングアーム、エンジンを始めベースのカタナを使いながらも、シートカウルや燃料タンクカバーなど各種パーツを刷新し、近代的なカタナを生み出したのです。
今までのエンジン性能をそのまま譲り受けた高性能ネイキッドとして世に発表されたことで、多くのファンを虜にしました。

1リッター4気筒エンジン搭載で変わらぬパワフルな走り

空気を切り裂くようなパワフルな走りはGSX1100Sカタナならではで、新型モデルでもその点は変更がありません。
そこに加えてライダーへの負担を軽減するように組み込まれたオリジナルパーツで、長距離ツーリングでの負担も少なく、乗りやすいモデルへと仕上っています。

デザインも近代のカタナらしくスマートでありながら存在感が抜群。
スポーツネオクラシックの一種として発表当時からライダーを惹き付けて止まない復刻版モデルと言えるでしょう。

バイクの歴史を牽引してきたと言っても過言ではないプレミアムバイクであるGSX1100Sカタナ。
1度その歴史が止まった物の更に再始動したことで、若手ライダーにもその名を轟かせることとなりました。
圧倒的存在感のあるプレミアムバイクに乗りたいというライダーにもぴったりのマシンと言えるでしょう。